インフルエンザQ&A

予防接種に関して

Q ワクチンはいつ打てばいいですか

日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、例年1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

Q ワクチンは何回うてばいいですか

  1. 13歳以上の方は、1回接種としています。ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や慢性疾患のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価上昇が得られるとの報告があります。免疫に関連した病気をお持ちだったり、免疫を抑える薬を使用しているかたは例外です。医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。

  2. 13歳未満の方は、2回接種です。1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
    • (1)6カ月以上3歳未満の方は 1回0.25mL 2回接種
    • (2)3歳以上13歳未満の方は 1回0.5mL 2回接種

 Q ワクチンを13歳未満で2回打つ場合は どれくらい間隔を空ければよいですか?

通常2~4週を空けて2回目を打ちます。

 

Q ワクチンをうつとどれくらいで免疫がつきどれくらい続きますか

ワクチンを接種して2週間ほどで抗体の上昇が得られると言われています。効果は5ヶ月ほど続くのが一般的です。

Q ワクチンは妊婦や授乳婦でも打てますか

各学会などの報告では ワクチンにより流産の率や奇形に影響を及ぼすデータはなく、乳児にも影響はありません。

安全に使用できる可能性が高いといえます。

Q 他のワクチンと同日に打つことは可能ですか

各医療機関でも考え方は異なりますが、当院では多くのケースで可能です。例えば成人の方で肺炎球菌のワクチンと同日にうつことは非常によくあります。

Q ワクチンによる副反応(副作用)はありますか。

皮下注射で行いますので出血はほとんどありません。1時間ほど経てば短時間入浴もして構いません。注射した局所の腫れや痛みは多くの方で起こりますが2~3日で改善します。他に風邪を引いたような怠さや微熱が5-10%の人に見られますがこれも2~3日で改善します。注意が必要なのは、非常にまれながら接種して比較的短時間(30分から数時間以内)に全身のかゆみや皮疹、呼吸困難など重症アレルギーが起こる可能性があり、この場合は速やかに接種した医療機関や救急医療機関にご相談下さい。

治療に関して

Q インフルエンザはどれくらいで治りますか

 発熱など症状が改善するまでは2日~3日かかることが一般的です。登校などの治癒の証明には発熱がなくなって更に2~3日経過することが必要とされます。

Q インフルエンザに抗生物質は効きますか?

  インフルエンザはウイルスによる感染症なのでほかの多くの風邪と同じく抗生物質は効果がありません。

Q インフルエンザの治療薬に関して。

  5日間の内服を行う、タミフル。1回の吸入を行うイナビルが一般的でしたが、2018年から1回の内服で治療が完了する

ゾフルーザが使用可能になりました。症状が改善するまでの時間は成人では同等とされています。

Q インフルエンザは上記の薬を飲まなければ治りませんか?

 インフルエンザはほとんど全ての人で2~3日で自然治癒が望めます。おおよそ症状が出てから48時間以内に治療を始めると、しない場合よりも約1日早く症状が改善します。必ずしも前記のような特殊な薬を内服しなければならないわけではありません。ただしご高齢であったり糖尿病があったり、ステロイド剤など免疫を抑える薬を内服している、などの背景などがあれば積極的に治療が考慮されます。

Q 予防目的の投薬は出来ますか

 予防を目的としては、内服のタミフル、吸入のリレンザやイナビルが使用できますが、保険適応とならないので、タミフルの場合は約3000円、イナビルの場合は5000円ほどの費用がかかります。